ポンド円は、金曜高値でピタリと跳ね返された。
一旦高値を更新して、ストップを取り切ってからあの下げなら
大きめの調整も考えられるんだけど、止まった位置が微妙すぎる。
このまま下にも行ききれないで揉み合うか、たいして下げないで、
もう一回ストップ取りに行く可能性のほうが高いんじゃないかな。
開いた窓は、埋めにいく。
残したストップは、狩りに行く。
そういうもんだ。
そういえば、柔道の野村選手、引退が囁かれている。
なんでも、この間の大会で負けて、次のロンドンオリンピックはほぼ絶望らしい。
一流プレイヤーのピークというのは殊の外短いものだが、
野村選手は、オリンピックで3連覇している。
オリンピックは4年に一度だから、12〜15年の間、
世界最高峰のスポーツ選手であり続けたというスゴイ人だ。
もちろん、アテネオリンピックで3連覇を成し遂げた絶頂の時にだって辞められたし、
もしかすると、一瞬、そんな考えが頭を過ぎったかもしれない。
だけど、いい時にやめようなんて思ってたら、
そんなレベルまでは到底辿り着けない。
もちろん、引き際というのは、ある程度決めておく必要がある。
その場合、引き際を今よりも高いところに設定するんじゃなくて、
今よりも低い所に設定することが大事なんだと思う。
1からはじめて、最高到達点が10だと思ってたら、
8〜9でもたつくと、”いいところ”で降りたくなる。
そこで降りれば8か9が確定して、
「1からはじめたにしては上出来だ」となる。
アマチュアスポーツマンなら、
「次のオリンピックで金メダル獲ったら」という具合だ。
本当は20まで行く力があっても、
8か9で満足して、10も見ずに終わる。
スポーツなら、それでもまだいい。
降りた後では、本当は10、さらに20まで行けたなんて知る由もない。
だけど、トレードでは、その事実を目の当たりにする。
その時の気持ちといったら、あらゆる自己嫌悪の中でも最高の部類に入るね。
あそこがピーク(天井)だったとわかるのは、随分下げた後。
それまでは、ピークから利益が減っても、しがみついている必要がある。
とことんまで利益を伸ばすには、
とことんしがみついて、
最後は、無様に利益を削ったところでトレードを終える。
(もちろん、ピークから考えるとマイナスってことね。)
そのことが、100%腹に落ちていないと、
資金を増やしていくのは難しい。
利益が伸びきったところでカッコ良く売り抜けてやろうなんて思ってるうちは、
大損こいてる二流三流のトレーダーだと思ってまず間違いないよ。
これで、野村選手が引退するかどうかはわからない。
ただ、辞めるにしても、もうしばらく続けて辞めるにしても、
引き際としては、素晴らしいと思う。
野村忠宏、天才柔道家・最強の証明










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