損小一択

きっと、勝てる手法があるに違いない。
その手法さえ見つかれば・・・

トレードで勝てないうちは、誰でも必死になって手法を考えるのですが、案外、見つかりません。というか、全然、見つかりません。
まぁ、実際はあるのかもしれませんが、すごく限られた条件下で通用する(した)けれども、その条件はこの先2度と整わないとか、一時期通用したテクニカルが、みんな使うようになって全然機能しなくなったとか、そんなレベルだと思います。

勝てる手法なんて、ありません。(たぶん)

じゃ、勝てないのかというと、そうでもありません。
勝てる手法はないかもしれませんが、勝つためにできることは、いろいろあります。

なかでも一番重要度が高いと思うのは、資金管理です。
これさえできれば、富士山で例えると軽く5合目くらいまで行っちゃうんじゃないでしょうか。

資金管理は大きく分けて2つ、
ポジションサイズと、損失のコントロールです。

今日は、見出しにもある通り損失のコントロールについて書きますが、
まず、損小利大という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
もし、聞いたことがないとしたら、あなたは、モグリです(笑)
トレーダー100人に勝つための秘訣を尋ねると、だいたい85人くらいはこれを挙げてきます。
もちろん調べたことはありませんが。

そんな損小利大ですが、それが勝つための秘訣なのかというと、疑問です。
なぜなら、それって勝ってる状態のことでしょ?とか思うわけです。

あるべき姿がわかってるというのは大事なことですが、それが、今この瞬間のトレードに役立つわけじゃありません。残念ながら。

特に、利大。
これが、厄介です。
こいつに囚われ過ぎると、悲惨です。
勝てるチャンスを逃しまくって資金はみるみる減っていくし、何よりも、精神衛生上よくありません。

そもそも、利大の大って100pips?200pips?どーんと500pips?
曖昧過ぎます。
ただでさえ一方的に大きく動くことは稀なのに、それも、自分のポジションのプラス方向に行き抜けるなんて幸運は、滅多に訪れません。

100pipsだろうが、50pipsだろうが、20pipsだろうが、利食いできるときにきっちり利食う。それが基本ですが、じゃ、利益の大きさが一定しない中で、どうやって損小利大の状態に持っていくのか。
そう、損失を小さくするしかありません

利益幅はコントロールできませんが、
損失幅はコントロールできるんです。

ここで注意が必要ですが、損失を小さくすると言うと、損切りしないでナンピンし続けたり、目を瞑ってお祈りし始める人がいます。
というか、最初はみんなそうだと思いますが、これも、最終的には、100%悲惨なことになるので止めましょう

そうじゃなくて、どれだけ小さく損切りできるかを極めるということです。
±0でイグジットする(所謂、建値ストップ)くらいなら、−1pipsで損切りする。
それは極端にしても、例えば、利食いのターゲットが+30pipsあたりだとしたら、-10pips以内で損切りする覚悟を持ってエントリーすべきなんです。

損失を如何に小さくするかに注力する。
これをやっていると、勝率は下がりがちですが、急激に資金が減ることもありません。
そして何より、損切りに慣れくる。これが結構ポイントだったりします。

トレードをやってる人はほとんど全員経験してることだと思いますが、一回のトレードで大損した時というのは、損切りしなかったか、ナンピンしたか、ポジション持ちすぎたか、または、その全部!で、最後はストップロスでKOだったんじゃないでしょうか。
私も、何度やったことか・・・。

一般社会、特に日本では我慢は美徳とされていますが、トレードに限って言うと、諦めの早さが資金を守ってくれます
とにかく小さく損切りすること。それだけ考えてトレードしてもいいくらいです。

「そんなんじゃ、ノイズで切られちゃうよ」とか思う人もいるかもしれませんが、切られた後に順行して入り直したところで、そもそも損切り幅が小さいので、そこから流れが出れば大した差にはなりません。

だいたい、20pipsも30pipsも逆行した時点でシナリオは一旦崩れてるわけですし、イメージ通りに行く時は、ほとんど逆行なんてしないものです。